お知らせ

株式会社エルシックス顧問、松井博和北海道大学名誉教授（前農学研究院長）に、平成２７年２月１７日付けで「日本農芸化学会フェロー」の称号が授けられました。

日本農芸化学会は、会員数１５，０００人/団体にもおよぶ日本でも有数の大規模学会であり、生命・食・環境の先端バイオ研究の中心的学会として知られております。当学会は、顕著な貢献をなした正会員に対してフェローの称号を授与する制度を平成２６年度に制定し、その第一回目として、松井名誉教授はじめ３２名を認定しその称号を授与しました。

松井名誉教授は、応用生物化学領域の特に酵素研究において素晴らしい業績があり、糖質関連酵素を用いた機能性オリゴ糖の合成研究では日本の第一人者であります。

さらに、北海道遺伝子組換え条例の策定委員長として、日本で最初のルール作りの中心的役割を果たしました。この経験から、科学者や一般市民への講演活動や対話、小中高校生への講話は１００回以上にもおよび、科学技術と社会のあり方、遺伝子組換え技術の正しい伝達など、青少年を含めた科学技術の理解増進や普及啓発に大きく寄与され、平成２５年４月には、文部科学大臣表彰の科学技術賞（理解増進部門）を受賞されております。

今回は、このような農芸化学領域の先端的研究と関連する科学技術の普及啓発に対して、非常に名誉あるフェローの称号が授けられたものであります。

松井顧問に「日本農芸化学会フェロー」の称号